【クルト・ゲーデル】馬鹿と天才は紙一重!?20世紀最高の天才

「20世紀最高の天才」「アリストテレスと肩を並べる」、そう大絶賛されているのがクルト・ゲーデルです。

チェコスロバキアに生まれた、数学者・哲学者です。

今回はクルト・ゲーデルの発見した「不完全性定理」や変わった性格について紹介します。

クルト・ゲーデルは素晴らしい頭脳の持ち主で、常人の理解を越えていました。

さっそく、大天才クルト・ゲーデルに関するエピソードを確認してみましょう。

Contents

数学の土台を揺るがす「不完全性定理」

クルト・ゲーデルと言えば、「不完全性定理」の話は避けられません。

「不完全性定理」には、「第一不完全性定理」と「第二不完全性定理」があります。

簡単に説明してみます。

  • 「第一不完全性定理」:肯定も否定も証明できない命題が存在する
  • 「第二不完全性定理」:理論体系に矛盾がないことはその理論体系では証明できない

いまいち理解できないですよね。

「自己言及のパラドックス」・「嘘つきのパラドックス」に似ています。

「私は嘘つきです。」という文を考えてみましょう。

嘘つきが真実なら文も嘘になってしまうパラドックスですね。

この「不完全性定理」によって数学界に衝撃が走りました。

なぜかと言うと、「不完全性定理」は「数学は矛盾がない」ことを数学で証明することはできない、という意味につながるためです。

数学の基礎を根底から覆す考え方ですね。

しかも、発表したのは23歳〜24歳という若さだったので、「アリストテレスと肩を並べる天才」と絶賛されました。

クルト・ゲーデルの「不完全性定理」は、数学の土台を揺るがした伝説の定理になったのです。

アインシュタインを困らせた男

当時、アメリカ市民権を得るためには面接が必要でした。

(※クルト・ゲーデルはユダヤ人ではないものの、外見がユダヤ人っぽいのでナチスドイツからの迫害を恐れていました。)

アメリカへ先に移住していたアインシュタインはクルト・ゲーデルを心配し、面接についていきます。

面接が始まると、クルト・ゲーデルはこう言い放ちます。

「アメリカ合衆国憲法には致命的な論理矛盾が存在する。」

つまり、面接官に「ナチスのように独裁国家になる可能性がある」と伝えてしまったのです。

この面接に落ちてしまえばナチスに強制送還という重要な場面なのに!

アインシュタインは冷や汗をかいたでしょうね。

天才クルト・ゲーデルは嘘をつけない・ごまかせない性格だと分かるエピソードですね。

結局、面接は問題ありませんでした。

アメリカへ移住した後はアインシュタインと研究を続け、いくつもの論文を書き上げていきました。

毒殺を恐れて

クルト・ゲーデルは愛する妻が入院すると、食事をしない日々を過ごします。

理由は「毒殺を恐れていたため」と言われています。

実は晩年、「毒を入れられる」という脅迫願念に支配され、自分の調理したものや他人が作ったものは断固拒否していたのです。

妻の用意したご飯を食べていた彼は、妻が世話できない期間に何も口にできませんでした。

1978年1月14日、クルト・ゲーデルは亡くなります。

死因は「人格障害による栄養失調および飢餓衰弱」。

身長170cmながら、体重は30kg程度しかなかったとのことです。

クルト・ゲーデルは物事を突き詰める性格から天才になれたのですが、その性格ゆえに自分を苦しめてしまったようですね。

日本アニメ・マンガへの影響

クルト・ゲーデルは数学者としてはマイナーですが、日本アニメ・マンガ界では意外と知られています。

クルト・ゲーデルからインスピレーションを受けただろう2つの例を紹介します。

『魔法先生ネギま!』

『魔法先生ネギま!』にはクルト・ゲーデルというキャラクターが登場します。

作中の謎や「完全なる世界」を知る人物として描かれています。

名前やその設定から、哲学者としてのクルト・ゲーデルに影響を受けたと考えられるでしょう。

『涼宮ハルヒシリーズ』

「無矛盾な公理的集合論は自己そのものの無矛盾性を証明できない」

(※「笹の葉ラプソディ」より)

これは『涼宮ハルヒシリーズ』に登場するキャラクター・長門有希のセリフです。

クルト・ゲーデルの「不完全性定理」を表していると言えます。

ちなみに、「長門有希の100冊」(キャラが本をおすすめするというコンセプト)には『ゲーデルの哲学―不完全性定理と神の存在論』が含まれています。

まとめ

数学者・哲学者クルト・ゲーデルについて紹介しました。

数学界を不安定にさせてしまった「不完全性定理」。

この論文のおかげで、あのアインシュタインとも交流を持てました。

チェコスロバキアからアメリカへ移住する際には「ナチスのように独裁国家になる可能性がある」と言ってしまい、アインシュタインが慌てたというエピソードも残っています。

考え始めたら一直線、その性格は強みでもあり弱みでもありました

毒殺を恐れて妻以外から食事を摂らず、妻が入院している間に餓死してしまいました。

「馬鹿と天才は紙一重」とはクルト・ゲーデルのためにある言葉なのかもしれませんね。

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